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Channel: いらっしゃいませ –メディア猫の目 ~ 石巻かほく
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居酒屋そば処「天空庵」(石巻市立町1丁目)

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【2013年10月4日(金)石巻かほく掲載】※価格、メモ欄など一部更新

居酒屋そば処「天空庵」

十割そばが特徴の天空庵

◇3種類の本格的な味

 「石巻で本格的なそばを食べたい」という家具店、文具店、印刷会社、建築業などさまざまな職種のオーナーら10人が出資し、9月6日にオープンした。

 「十割そば」が特徴で、そばの中心部分からわずかしか取れない希少なそば粉を使った御前そば、白く上品な更科そば、香りが強い田舎そばの3種類を味わえる。

 田舎そば750円、更科そば800円。のりや山かけ、エビ天、味付け卵など好きなトッピングができる。セットメニューとして、ミニねぎとろ丼、ミニカニいくら丼などがある。

 カウンター6席のほか、座敷は五つのテーブル(1テーブル4人)があり、落ち着いた雰囲気が漂う。カウンターのケヤキやイスなどは、出資者たちが持ち込んだ。

 夜は居酒屋になる。女川に水揚げされたサンマの刺し身のほか、生ミンククジラ、ホヤ、ウニなどの魚介類や焼き鳥、地酒などを提供する。

 武山雄樹社長(41)は「満足していただけるそばを提供したい。気軽に立ち寄って味わってほしい」と話している。

地図:石巻市立町1丁目38の1
■メモ
営業時間は昼が午前11時半~午後2時(土・日・祝日は休み)。夜は午後5~12時(日曜定休)。
石巻市立町1丁目38の1。
0225(25)6446。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

みんなのカフェ ランラン フィシカント(石巻市日和が丘2丁目)

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【2015年10月16日(金)石巻かほく掲載】

みんなのカフェランランフィシカント

おから入りのベーグルなどを販売するカフェ

◇おからのベーグル人気

 「小さな子どもを育てる母親が集まって、時間を気にせずゆっくりと会話ができる空間を作りたかった」

 店を切り盛りする春日みち代さん(41)が語る。店舗は気軽に立ち寄ってもらえるようにと古民家を改装し、くつろげる雰囲気とした。

 2013年3月にオープンした。

 人気メニューは石巻産の大豆おからが入ったベーグル(200円~)。おからには保湿効果や高齢者でも飲み込みやすいメリットがある。「食べて健康になってほしい」と考案した。

 自家製ジャムを使ったベーグルも好評だ。石巻の食材を多く食べてもらいたいとの思いを込めた。以前暮らしていた石巻市雄勝町のとろろ昆布を使用した一品もある。

 子育て中の母親のほか、近隣住民や高校生も立ち寄るなどリピーターが多い。

 テークアウト以外にも店内で食事もできる。ランチメニューは三元美豚を使ったメンチカツサンドやドライカレーセットなど5種類(1000~1200円)。

 春日さんは「店名は周囲の幸福という意味を込めた。来た人が健康で笑顔になり、幸せになってもらいたい」と話している。

地図:石巻市日和が丘2丁目10の24
■メモ
営業時間は午前11時~午後6時。
水、木、日、祝日定休。
ランチは予約制で希望日の3日前まで。
石巻市日和が丘2丁目10の24。
連絡先は080(5563)1414。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

ミスタータイヤマン石巻(石巻市田道町1丁目)

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【2014年10月3日(金)石巻かほく掲載】

ミスタータイヤマン石巻

カフェをイメージした店内。くつろげる空間となっている

◇常時タイヤ無料点検

 ことし(2014年)の3月にオープンしたタイヤ専門店で、ブリヂストンタイヤをメーンに販売する。

 千葉大輔店長(23)は「気軽に立ち寄れる店づくり、くつろげる空間にしたい」と、店内をカフェをイメージした明るい雰囲気にし、テーブル席のほかカウンター席も設けた。

 常時、タイヤ点検を無料で実施しているほか、アライメントやオイル交換にも力を入れる。オイル交換については、年間会員を募集し、年会費1000円で1年間工賃を無料にしている。タイヤの預かりサービス(3000円から)も行っている。

 4日まで「スタッドレスタイヤ&アルミホイール大商談会」を開催している。新商品の四駆専用タイヤなどのほか、アルミホイールを特別価格で販売している。

 買い上げ金額に応じて、ビールやジュースなどのほか、子どもたちにはお菓子の詰め合わせをプレゼントする。

 18日から11月3日までは「冬の大感謝祭」を展開し、冬タイヤを特別価格で販売するなど顧客ニーズに応える。

 千葉店長は「オープンからまだ半年。もっともっと店を知ってもらい、来店していただけるよう各種サービスを心掛けていきたい」と話している。

地図:石巻市田道町1丁目2の30
■メモ
営業時間は午前8時半~午後6時。
日曜、祝日定休。
石巻市田道町1丁目2の30。
0225(25)6987。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

カフェ&ファッション Bell(東松島市小松若葉)

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【2015年10月23日(金)石巻かほく掲載】

カフェ&ファッションBell

「皆さんの憩いの場になれば…」と話す光子さん(右)とひろ子さん

◇姉妹で仲良く切り盛り

 8月にオープンしたばかり。

 岩井光子さん(73)が自宅のリビングで妹の岩渕ひろ子さん(64)=仙台市青葉区=と一緒に切り盛りする。

 人気のメニューは、(1)エビちらし(2)バラサーモンちらし(3)定番巻きずし(のり、いなり)のお薦めセット。それぞれみそ汁、サラダ、コーヒーか紅茶、アイスクリームが付いて980円(税込み)とお得感いっぱいだ。

 調理を担当するのはひろ子さん。かつて飲食業に携わっていただけに「味はもちろん、見た目も美しい」と常連客から好評だ。オムライスや、良質の地元食材を使ったぶっかけのりうどんのセットも食べ応え十分。アイスクリームやケーキ、新鮮生ジュースなどサイドメニューも充実している。

 東日本大震災で、光子さんの夫孝悦さん=当時(69)=が犠牲になった。「ショックで落ち込んでいた時に励ましてくれたのは同級生でした」と振り返る。店には光子さん、孝悦さんの同級生や知人らも数多く訪れ、昔話に花を咲かせる時もある。

 「本当に元気をもらっています。少しでも皆さんの憩いの場になるような居心地の良い空間になれば…」と話している。

地図:東松島市小松若葉2の4
■メモ
営業時間は午前11時~午後6時。
定休日は月、木曜日。
巻きずしの持ち帰りなども可能。
東松島市小松若葉2の4。
0225(82)2195。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

レストラン「いち」(石巻市千石町)

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【2014年10月10日(金)石巻かほく掲載】

レストラン いち

有機野菜のサラダや焼きたてのピザなどが並ぶ「いち」

◇有機野菜が食べ放題

 石巻市で障害者入所支援施設などを運営する社会福祉法人「石巻祥心会」が、東日本大震災の被災跡地に開いたビュッフェスタイルのレストラン。店名の「いち」は初めの一歩、復興途中だが、一歩ずつ進むという言葉にちなむ。

 中学生以上1500円、小学生800円(いずれも税込み、90分)で飲み物以外の手作りピザやパン、サラダなど有機野菜が食べ放題。敷地内には焼きたてパンやクッキーなどを販売するコンテナショップ、パン工房が開設されており、第3弾としてオープンさせた。

 タマネギ、大根、ニンジンといった野菜、ピザとパンの生地は施設を利用する障害者が作り、法人職員とともに接客も担当する。

 マルゲリータ、イタリアンなど4種類のピザ、クロワッサンなど3種類の日替わりパンのほか、パスタ、スープ(2種類)、グラタン、スイーツを味わえる。

 洋館風で白亜の外観。隣に立つ教会とマッチする。駐車場から店舗までは石畳のアプローチが設けられ、キンモクセイやオリーブなどの木々、ローズマリー、バジルといったハーブが植えられ、癒やしの空間を演出する。マネジャーの黒田龍彦さん(62)は「施設の利用者が地域の人たちやお客さまと出会える場所になってほしい」と願っている。

地図:石巻市千石町4の8
■メモ
営業時間は午前11時~午後3時。
水曜・木曜が定休。
石巻市千石町4の8。
連絡先は0225(25)7260。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

野田や(石巻市中央1丁目)

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【2015年10月30日(金)石巻かほく掲載】

野田や

おにぎりや弁当が並ぶ店内

◇米にこだわるおにぎり

 おにぎりの専門店として34年前に創業した。握り方や材料の選別にはプロとしての誇りだけでなく、お客のためにという思いがぎゅっと込められている。

 「おにぎりは熱い米で握ると冷めたときに硬くなり、逆に冷たい米だとぼろぼろとなる」。こう話す野田恵一社長(71)は午前3時には店に入る。塩加減だけでなく、握る時の微妙な米の温度が食味を左右するため、1日80個ほどを1人で握り続けている。

 材料となるノリは口当たりが良いように柔らかく、米は食味がベストなひとめぼれとササニシキをブレンドして使用するこだわりも。具は15種類ほどあり、130~180円の価格で販売する。

 弁当も扱っており、中でも「根強い人気がある」(野田社長)という自家製のカレーはポーク(420円)とビーフ(550円)の2種類あり、リピーターが多い。

 周囲は東日本大震災の津波で被災したが、市道の拡幅工事に伴って新しくなった店が目を引くようになった。野田やも昨年12月にリニューアルオープンした。

 「地区の様子は変わるが、以前と同じ気持ちでお客さんを迎えたい」と野田社長。おにぎりを握る時の温かい思いで客を迎えてくれる。

地図:石巻市中央1丁目6の12
■メモ
営業時間は午前7時~午後4時。
日曜、祝日定休。
石巻市中央1丁目6の12。
連絡先は0225(22)4401。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

食堂パレス(石巻市住吉町1丁目)

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【2013年10月25日(金)石巻かほく掲載】

食堂パレス

装いも新たに営業を再開した食堂パレス=石巻市住吉町1丁目

◇店舗一新し味を提供

 食堂パレスは今月13日、装いも新たにスタートを切った。経営する佐々木ふみ子さん(62)は「これまで以上に地元に愛される店を目指し、頑張っていくつもり」と意欲を燃やす。

 東日本大震災の津波で店舗兼住宅は1.5メートルほど浸水した。製麺機や大型冷蔵庫も使用不能になるなど被害は大きかったが、ボランティアらの協力もあって、半年後の2011年9月には営業再開にこぎ着けた。

 軌道に乗りかけたころ、建物が傾いていることが分かった。改築工事などを経て、あらためて営業を再開した。収容できる客数も最大12人から24人と広くなった。

 一番人気はラーメン(500円)。かつお節、さば節、煮干しなどを使った魚系スープで味わい深く、飽きがこないのが特徴。昔ながらのカレーライス(600円)も、ファンが多い。

 うどん、焼きそばといった麺類はもちろん、丼物や定食も充実。常連客の要望を受け、人気のラーメンにチャーハンを組み合わせた半チャンラーメン(800円)もメニューに加えた。

 佐々木さん、義母の豊子さん(88)ら5、6人のスタッフによるきめ細かなサービスも見逃せない。新規の客が早くもリピーターになるなど、忙しさに拍車がかかる。

地図:石巻市住吉町1丁目6の8
■メモ
営業時間は午前11時半~午後7時。
出前にも応じる。
定休日は水曜日。
石巻市住吉町1丁目6の8。
0225(22)1937。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

割烹 芝苑(東松島市矢本)

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【2015年11月6日(金)石巻かほく掲載】

割烹 芝苑

掘りごたつ席がある2階。大人数の宴会も受け付ける

◇海産たっぷり海ぞく鍋

 1980年に開店し、11月下旬に丸35年を迎える。「遊ぶために稼いでるからね」と、ユーモアたっぷりに話す店主の阿部進さん(67)らスタッフが、温かく出迎える。

 阿部さんは調理師学校を卒業後、仙台などで修業した。中でも思い出深いのは大阪で、「いつ倒れるかと思うくらい忙しかった」と振り返る。実力主義だったため、周りと競い合って鍛えたという。

 店のお薦めメニューは、海産物が7種類ほど入った「海ぞく鍋」。刺し身、茶わん蒸し、小鉢、ご飯、漬物が付いて1500円だ。また、その時期の旬な海鮮を提供する刺し身定食(1000円。上は2000円)、ふぐ料理(要予約)も一押し。焼き魚定食(時価)も人気を集めている。

 こだわりは「来客の待ち時間を減らすため、素早く料理を出すこと」。店にはカウンターや椅子席の個室、掘りごたつのお座敷、100人入れる大広間などさまざまな部屋を用意しており、宴会も大歓迎だ。コース料理は3000円から。

 阿部さんは「『おいしかった』とか『また来るね』と言ってもらえるとうれしい。元気なうちは働かなきゃいけないね」と笑顔で話した。

地図:東松島市矢本北浦3の2
■メモ
昼は午前11時~午後2時。
夜は予約があった場合に開店。
不定休。
東松島市矢本北浦3の2。
0225(82)3321。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

ボ・ヌール・マリエ YAZAWA(石巻市西山町)

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【2013年11月8日(金)石巻かほく掲載】

ボ・ヌール・マリエ YAZAWA

さまざまなドレスが並ぶ「お見立て室」

◇和洋装に写真も提供

 石巻署の斜め向かいのビルに店を構える貸衣装店。2階の「お見立て室」はウエディングドレスや鮮やかなドレスなどが並ぶ。婚礼衣装のほか振り袖といった和装も取り扱い、現在は来春の卒業式に向けたはかまの予約がピークを迎えている。

 東日本大震災で店の被害はなかったが、貸し出していた衣装が流失した。取引先の客も減少し、売り上げは落ち込んだ。

 堀内浩社長は「店をやめようかと思った」と振り返る。それでも続けられたのは、2011年5月ごろにお客さんが来店。「来てくれる方がいる。もう一度頑張ろう」と思えたからだった。

 秋ごろからは、はかまや草履、小物などを買い足し、写真撮影も始めた。さまざまなオプションを用意。「アルバムに貼ってこその写真」と、価格はアルバム代込みで設定している。

 ドレスの貸し出しは6万5000円から、写真は六つ切りサイズで7000円からなど。

 客層の年代は幅広く、試着担当のスタッフらは「衣装を提供したお客さまから『良かった』と言われるとうれしい」などと言う。

 堀内社長は「アットホームな地域密着型で、地元の方に愛され喜んでもらえる店を目指したい」と話している。

地図:石巻市西山町1の8
■メモ
営業時間は午前10時~午後5時半。
予約制。
定休日は木曜。
石巻市西山町1の8。
0225(96)7155。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

麺屋 丸宮(石巻市八幡町)

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【2015年11月13日(金)石巻かほく掲載】

麺屋 丸宮

カウンター8席を含む全32席の店内は落ち着いた雰囲気

◇天然素材で「優しい味」

 「テーマは、優しい味です」と店主の佐藤健司さん(34)。

 うま味調味料は一切使わず、天然素材にこだわる。鶏がらと魚介の合わせスープ。めんは北海道産小麦2種類をブレンドした全粒粉を使用する。「安心安全で、あっさり。何度も食べたくなるラーメン」と自信をのぞかせる。

 佐藤さんは女川町出身。東日本大震災の炊き出しで食べた有名店の味をきっかけにラーメン店を食べ歩き、ほぼ独学で味をつくり上げた。塩ラーメンのたれには、地元産のシウリ貝を使用。しょうゆは、石巻産2種を含む県産4種を調合している。

 メニューは塩としょうゆの2本で、ともに700円。チャーシューが3枚に増え、味付卵も加わる「特製」(各950円)などがある。

 スープは提供する分を手鍋で温め、チャーシューも直前にあぶる。国産材を使う割り箸は、テーブルには置かず、ラーメンと一緒に提供するなど出し方にもこだわる。セットメニューのマヨチャーシュー丼(300円)のマヨネーズは卵ではなく豆乳でつくる。

 現在は昼間だけの営業だが夜間の営業開始に向けて求人中。「震災で店や住宅がなくなり、通りが暗い。夜の明かりになれれば」と話した。

地図:石巻市八幡町1丁目9の25
■メモ
営業時間は午前11時~午後2時半。
水曜定休(祝日の場合は翌日休)。
石巻市八幡町1丁目9の25。
連絡先は0225(23)5166。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

ルシエヴ(石巻市門脇二番谷地)

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【2014年11月14日(金)石巻かほく掲載】※定休日など一部更新

ルシエヴ

明るい色合いの陶器が並ぶ店内

◇好きな和陶器を紹介

 穏やかな光が差し込む店内に、明るい色合いの現代風和陶器が並ぶ。代表の伊藤由稀さん(40)の目にかなった「お気に入り」の品々だ。美濃や信楽、有田など全国の窯元と直接取引し、月に1回は新作を入れている。

 東日本大震災後、「好きな陶器を通して癒やしを提供できれば」と考え、石巻市錦町で2011年10月に「うつわの店 由紀」を開いた。手狭になったことから3周年を機に、店名も新たに移転オープンした。

 「震災で被災し、取りあえずそろえた食器から、自分好みの器に買い替える方が増えている。いい物を仕入れ、紹介していきたい」と伊藤さん。店名のルシエヴはフランス語で空や虹など「一つしか存在しない」を意味する「ルシエール」からアレンジしたという。

 湯飲みやご飯茶わん、漬物鉢などが人気。フランスに輸出されている青、赤などカラフルな南部鉄器の急須も扱う。これからの季節には、温かみのある赤絵の小鉢や煮物鉢、緑色の織部の器などを薦める。

 ショートケーキ用の箱を使ったギフトBOXも新しく用意した。伊藤さんは「ケーキと思って開けてみたら陶器。サプライズを演出したいという人にお薦め」と笑った。

地図:石巻市門脇二番谷地13の137
■メモ
営業時間は午前10時~午後5時。
日曜・祝日定休。
石巻市門脇二番谷地13の137。
連絡先は0225(93)2032。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

美容室「caro」(石巻市双葉町)

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【2015年11月20日(金)石巻かほく掲載】

美容室「caro」

落ち着いた雰囲気の店内。カットが終わるまでゆったりした気分で時が過ぎていく

◇一人一人の個性大事に

 2013年9月に新装開店した。以前は大街道沿いのビルに間借りして営業していたが、東日本大震災をきっかけに心機一転、現在地に土地を求めて外観が白のおしゃれな美容室を構えた。

 店主の阿部真さん(45)は「店を大きくしたいと考えていた。震災後3週間で再開し無料でシャンプーをした時、お客さんが少しでも元気になった姿を見て、移転新築への思いが強まった」と言う。

 内装や照明などで日常を忘れてリラックスできる落ち着いた空間をつくり、店内は以前より広くなった。カット席は4席で、奥にはシャンプー台が四つ配置されている。

 阿部さんは横浜の美容室で15年間働き、カットの技術を磨いた後、古里に戻り2004年に開業した。「お客さんをきれいにして前向きな気持ちになる手助けをしたい」と語り、一人一人の個性が輝くヘアスタイルを創り出すことに情熱を注ぐ。

 料金はカットが3500円、手入れがしやすく人気のパーマ「エアウェーブ」が1万円。最近始めた「まつげエクステ」も好評だという。

 「気持ちが前に向けば、行動や生き方が変わる。ライフスタイルをサポートする気持ちで仕事に取り組み、満足度を高めていきたい」

地図:石巻市双葉町2の22
■メモ
受付時間は午前10時~午後8時(日曜、祝日は午後7時まで)。月曜定休。
石巻市双葉町2の22。
0225(95)7756。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

うみかぜクライミングパーク Sea Monkey(Z)(石巻貞山1丁目)

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【2013年11月22日(金)石巻かほく掲載】※メモ欄を一部更新

うみかぜクライミングパーク Sea Monkey(Z)

高さ約4メートルのクライミングウオール

◇親子連れも楽しめる

 多世代型クライミングジムとして2013年6月にオープンした。石巻好文館高近くのうみかぜ接骨院に隣接している。

 「ホールド」と呼ばれる突起物の付いたクライミング用の壁は、一番高い所で約6メートル。現在は安全確保のための器具を身に着けなくても登れる約4メートルまで利用できる。

 子どもから大人まで楽しんでもらうことをコンセプトとしており、仕事終わりに立ち寄る人や親子連れも多い。

 東日本大震災で被災し場所を移して再建したうみかぜ接骨院は、運動や地域交流の場をつくろうと、クライミング施設を設けた。仙台市若林区のクライミングジムとクライミングを通じた障害者支援活動などに取り組む東京のNPO法人が、壁などの施工費用のための助成金取得や運営指導などで協力した。

 40歳以上を対象とした教室も開催し、「腕が上がるようになった」「久しぶりに汗をかいた」といった声が寄せられている。

 インストラクターの佐々木歩さん(20)は「初めての方でも楽しめるようにスタッフが指導するので、ぜひ来てみてほしい」と話した。

地図:石巻市貞山1丁目9-25
■メモ
利用時間は平日午前10時~午後8時、土曜・日曜・祝日は午前10時~午後6時。毎週水曜定休。
入会金1000円で、1時間の利用料金は小中学生600円、高校・専門・大学生680円、大人700円(税別)。
石巻市貞山1丁目9の25。
0225(24)8843。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

カフェレストラン びすとろ アン(石巻市蛇田新立野)

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【2015年11月27日(金)石巻かほく掲載】

カフェレストラン びすとろ アン

時間を気にしないでゆっくりくつろげる店を目指す「びすとろ アン」

◇選べるランチやパスタ

 9月24日にオープンしたカフェとレストランの店。及川美恵子さん(58)が一人で切り盛りする。東日本大震災で石巻市明神町1丁目の自宅が流失し、新蛇田防災集団移転団地内に移り、ことし5月に住宅兼店舗を完成させた。

 店名はフランス語で1という意味の「アン」から取った。「文字通り、一からのスタートになる」と及川さんは意気込む。

 魚か肉を選ぶランチ(1200円)と4種類のソースから選ぶパスタ(1000円)が主力メニュー。魚はスズキ、ヒラメ、タイなどの前浜ものが中心。肉は豚と鳥のソテーをソースを変えて出す。土曜と日曜には5食限定のスペイン料理「パエリア」ランチもある。ワインやソフトドリンクの注文にも応じる。

 カウンター5席、三つのテーブルに計8席。基本的には作り置きせず、注文を受けてから調理する。及川さんが一人で切り盛りするため、当日でも予約してからの来店を希望する。8人までの貸し切りも可能で、その場合は夜の営業も対応する。

 及川さんは「ちょっとおいしい家庭料理をコンセプトに、時間を気にしないでゆっくりくつろげるお店にしたい」と話していた。

地図:石巻市蛇田新立野280の10の7
■メモ
営業時間は午前11時半~午後3時。
月曜定休(祝日の場合は除く)。
石巻市蛇田新立野280の10の7。
連絡先は0225(28)7113。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

おちゃや(東松島市矢本)

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【2014年11月7日(金)石巻かほく掲載】※本文の一部を更新

おちゃや

ジャズが流れる落ち着いた雰囲気の店内

◇地元食材で創作料理

 JR矢本駅近くの洋風居酒屋。木やれんがの壁といったぬくもりのある内装に、ジャズが流れる落ち着いた雰囲気の中、店主の樋口淳一さん(40)が迎えてくれる。

 カウンター席は4人、テーブル席は最大10人が利用できる。

 料理はオムライス(750円)などがあり、酒はリキュールや焼酎ベースといった種類も取りそろえる。

 一番のお薦めはタコライス(スープ付き780円)。7、8分つきの雑穀米にキャベツを重ね、ひき肉にトマトを混ぜたペーストにサルサソースなどをかけた。ピリ辛な味付けが食欲をそそる。

 日替わりメニューは季節に合わせた料理5品ほどを用意する。それぞれ約10食の限定。これからのシーズンはビーフシチューやカキ料理、グラタンなどが楽しめる。

 90分の飲み放題付き宴会コース(要予約)もある。1人4000円から、料金に応じたメニューを提供する。

 樋口さんは「地域の旬の食材を生かした料理や創作料理、ドリンク、デザートでおもてなししている。少人数での宴会もお待ちしています」と話している。

地図:東松島市矢本栄町53
■メモ
営業時間は午後5時~午前0時(ラストオーダーは午後11時半)。午後9時以降の入店は席代が100円かかる。
火曜定休。
東松島市矢本栄町53。
連絡先は0225(83)3772。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

コイノニアカフェ(東松島市矢本上新沼)

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【2015年12月4日(金)石巻かほく掲載】

コイノニアカフェ

タコライスなどが人気のコイノニアカフェ

◇国際色豊かなメニュー

 店名「コイノニアカフェ」はギリシャ語の交わり、くつろいでもらえる場所という意味がある。東松島市のJR矢本駅に近い場所にあり、間もなくオープン1周年を迎える。

 「幅広い年代の人たちに足を運んでほしい」と話すのは経営者のアメリカ出身チャック・ロブさん(35)と藤沢市出身の妻由美さん。

 由美さんの母親は栗原市生まれという縁もあり、宮城への思い入れが強い。東日本大震災後、2011年10月に東松島市入りし、炊き出しなどのボランティアに汗を流した。「さらに被災者に寄り添いたい」と店を開き、地域住民と触れ合う日々を過ごす。

 店内は明るい雰囲気で、20人ほどが利用できる。

 オムライス、ビビンバ、ピザなどにサラダ、スープ付の日替わりランチのほか、金曜日はピザの日、土曜日はブランチ(パンケーキ&コーヒー、ベーコン・エッグ付)がある。メキシカン料理「ケサディーア」、沖縄発祥の料理「タコライス」が人気。ドリンクはイタリアンソーダ、塩キャラメルモカなどがあり、メニューは国際色豊かだ。

 土曜日(午後3~4時)は、ワンドリンクの注文で無料英会話(イングリッシュ・カフェ)を開いている。

地図:東松島市矢本上新沼26の2
■メモ
営業は火、木、金、土曜日午前11時~午後5時(土曜日は午前9時から)。
東松島市矢本上新沼26の2。
連絡先は080(5454)4922。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

石川酒造店(石巻市住吉町2丁目)

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【2012年11月8日(木)石巻かほく掲載】

石川酒造店

一新された店内は明るく、石川社長が親切に応対してくれる

◇同じ場所で情報発信

 1882(明治15)年の創業。東日本大震災による津波で店は壊滅的な被害を受けた。冷蔵庫やショーケースは倒れ、酒類の多くは瓶が壊れたり、水をかぶったりして廃棄した。

 震災から4日目に店の惨状を見た社長の石川泰光さん(55)は、「絶句した。店内はヘドロと酒類で異臭を放っていた。この時点で再開は難しいと思った」と話す。

 その後、がれきと商品の片付け、ヘドロのかき出しを終え、準備を進めた。震災で大きなダメージを受けた店の改修は困難で、石巻市の被災判定は「全壊」。被災した店を解体し、同じ場所で一から出直すことに決め、ことし9月26日に新店舗で営業を再開した。

 新店舗は約50平方メートル。白を基調とした内装で、ブラインドにも暖色系を使用し明るい雰囲気を醸し出している。ちょっとおしゃれで客が気軽に入れる店を念頭に置いた。

 自社銘柄の日本酒「波の音」「北上川」の商品をはじめ、ビール、ウイスキー、焼酎、ジュース類、たばこを販売している。

 再開後、客から「本当に待ってたよ」と声を掛けられ、元気づけられた石川社長は「ようやくここまで来た。今後、情報発信し復興の一つの店舗として努力していく」と張り切る。

■メモ
営業時間は午前9時~午後6時。定休日は日曜、祝日。
石巻市住吉町2丁目1の31。
0225(22)0535。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。

onagawa fish house AURA[アウラ](女川町浦宿浜)

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【2015年12月11日(金)石巻かほく掲載】

onagawa fish house AURA

工房で製作したさまざま商品が並ぶ店内

◇木工品、スイーツも発売

 魚の形をした木製キーホルダー「onagawa fish」などを製造する「onagawa factory」の工房兼店舗。東日本大震災後の2011年4月、女川町内の被災者に働く場を提供しようと製作を始めた。

 以来、木工製品を中心に製造してきたが、今月、オリジナルのスイーツを発売した。牡鹿半島で作られた貴重な塩を使った「牡鹿 塩チーズケーキ」(195円)で、仙台市の専門店と協力して開発した。

 湯浅輝樹代表(43)は「女川ならではのスイーツを作りたかった。ワインにも合うような濃厚な味に仕上がった」とPRする。店舗で限定販売するほか、ホームページからも購入できる。

 「onagawa fish」はクルミやサクラ、カエデなどの木材を使ったキーホルダーやストラップを展開。魚をモチーフにした箸置きやマグネットのほか、ネックレスやピアスなどのアクセサリーも作る。町内の「女川温泉ゆぽっぽ」や水産業体験館「あがいんステーション」でも一部商品を販売している。

 現在は町内の16人が製作に取り組む。湯浅代表は「木工製品以外でもさまざまな商品を生み出していきたい」と話した。

地図:女川町浦宿浜浦宿81の75
■メモ
営業時間は午前9時~午後3時。
水、日曜と祝日定休。
女川町浦宿浜浦宿81の75。
連絡先は0225(24)8612。

【2015年12月11日(金)石巻かほく掲載】

◇onagawa fish house AURA http://aura.ocnk.net

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島津麹店(石巻市旭町)

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【2014年11月21日(金)石巻かほく掲載】

島津麹店

新商品の「華糀」や伝統的なみそなどが並ぶ店内

◇「飲む麹」で店を再開

 東日本大震災で被災した「島津麹(こうじ)店」は今月3日にリニューアルオープンした。

 1909年創業の老舗。店主の佐藤光弘さん(29)は震災後、郡山市の会社を辞め、親戚が営んでいた店の復旧に尽力。ことし4月に経営を引き継ぎ、6代目となった。

 店舗と工場は津波で浸水し、機械設備もほぼ使えなくなった。グループ化補助金などを活用し、改修やブランドイメージづくりを進めた。

 再出発の日は復興への思いを込め、「3・11」を反対にした「11・3」に決めた。

 もともとメーンだったみそ醸造に加え、父憲光さん(64)とともに大学教授ら専門家に相談しながら、再開に向けて新商品の麹飲料「華糀(はなこうじ)」を開発した。

 華糀は、米を5日間発酵させた「生糀」と米、水のみで作る。糖度38度と甘味があり、水やヨーグルトに混ぜると相性がいい。低温加工のため酵素が豊富で、腸をきれいにして疲労回復に効果的という。材料は県内産にこだわり、契約農家からササニシキ1等米を仕入れる。

 佐藤さんは「おいしくて体に良い物を作り、日本の麹文化を若い世代に広めたい」と展望を描く。

地図:石巻市旭町3の24
■メモ
営業時間は平日午前8時45分~午後6時半、土曜午前9時~正午。日・祝日定休。
華糀は280ミリリットル750円。
石巻市旭町3の24。
連絡先は0225(22)1708。

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カジュアルダイニング 美食酒房SANGI(石巻市中央2丁目)

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【2015年12月18日(金)石巻かほく掲載】

カジュアルダイニング美食酒房SANGI

店内ではイタリアンやフレンチを味わえる

◇移転機に昼日替わりも

 石巻市立町2丁目の仮設商店街「立町復興ふれあい商店街」から、同市中央2丁目の「COMICHI石巻」へ9月に移転し、再オープンした。オーナーの三ツ井徹さん(43)とシェフの今野洋昭さん(35)ら3人で、イタリアンやフレンチを提供する。

 移転を機に日替わりランチ(1000円~、火曜休み)を始めた。仮設商店街で営業していたころの根強いファンの要望もあり、肉や魚のワンプレートやパスタがメニューになっている。

 夕方のメニューは三元美豚のソテー(1400円)が男女ともに人気。じっくりと加熱し、焼き色が付いた豚肉に手作りソースをかける。癖がなく、さっぱりと味わえるのが特徴だ。

 「たっぷり野菜のグリル」(1400円)も好評。石巻産を中心に、使う野菜は季節ごとに変える。厳選した野菜を特製のバーニャカウダソースに付けて食べる。

 2人は「店内は料理人が見えるよう、開放感を意識した。多くの人にゆっくりとした時間を過ごしてもらい、また来たいと思える店にしたい」と話す。

地図:石巻市中央2丁目7番14 COMICHI石巻103号
■メモ
営業時間は昼(午前11時半~午後3時、ラストオーダー午後2時)、夜(午後5時半~11時、ラストオーダー午後10時)、月曜定休。
石巻市中央2丁目7番14 COMICHI石巻103号。
連絡先は0225(94)2312。

東日本大震災を乗り越え、石巻地方で営業を続ける店や伝統を守る店、新たな店、個性的な店などを紹介するコーナーです。「石巻かほく」に連載中。「猫の目」では毎週火・金曜更新します。
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